【台湾】九分・十分完全ガイド|移動・時間配分・失敗しないコツ

九分・十分はこれ1つでOK!完全ガイド

※中国語での表記は「九份」「十份」ですが、本ブログではフォントの関係により「九分」「十分」と表記しています。

台湾といえば人気の観光地、九分と十分。
「千と千尋の神隠し」のようなレトロな街並みや、ランタン飛ばしなど、魅力がぎゅっと詰まったエリアです。

しかし、台北市内から少し離れており、移動には乗り継ぎが必要で、片道1時間半ほどかかるため、効率よく回るにはコツが必要です。

そこで本記事では、九分・十分の回り方をはじめ、
移動方法・時間配分・おすすめの楽しみ方・失敗しないコツまでわかりやすく解説します。

この記事を読めば、初めての台湾旅行でも安心です。

おすすめルートは「十分→九分」

サクッと観光するなら、十分と九分を一日でまとめて行くと効率的。十分から九分までは電車とバスを乗り継いで約50分~1時間です。まとめていくのであれば、午前中に十分、午後から夕方にかけて九分に行くと混雑を回避しつつ楽しむことができます。

九分と十分の違い|どっちも行くべき?

九分の特徴

レトロな街並み九分老街

九分は、かつて金の採掘で栄えた街で、多くの労働者が集まりました。
その人々の生活を支える商店や飲食店が集まって発展したのが「九分老街」です。

提灯が灯る狭い路地やノスタルジックな街並みは、「千と千尋の神隠し」を思わせる幻想的な雰囲気が魅力。歩くだけでもワクワクします。

中でも有名な建物は「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」というお茶屋さん。九分を象徴する風景として知られており、周辺は人気のフォトスポットになっています。店内もレトロで雰囲気が良く、台湾の伝統茶をゆっくり楽しむことができます。

グルメのお店やお土産屋さんが立ち並び、食べ歩きやショッピングを楽しみながら散策できるのもポイントです。

豊富なグルメ

九分には、おいしいグルメのお店が数多く集まっています。
台湾定番の料理から、九分名物まで種類も豊富です。

食べ歩きを楽しむのはもちろん、景色の良いお店に入って、海や山の景色を眺めながらゆったり過ごすのもおすすめ。

その時の気分に合わせて、さまざまな楽しみ方ができるのも九分の魅力です。

山と海に囲まれた絶景

九分は山の斜面に広がる街で、訪れる際には坂道を登っていきます。
その分、九分老街からは開放感のある景色を楽しめるのが魅力です。

天気が良ければ、陰陽海という海が見え、斜面に建ち並ぶ建物の風景を一望することもできます。景色を楽しめるレストランやカフェも多く、絶景を眺めながらゆったりと過ごすのもおすすめです。

十分の特徴

線路を挟んで発展した十分老街

十分は炭鉱で栄えた街。廃鉱後町おこしとして始まったランタン上げや線路沿いに並ぶショップ、豊かな自然が特徴です。

十分老街は、中心を線路が通っているのが特徴。
線路のすぐ横にお店が並び、すれすれを電車が通過する珍しい光景を見ることができます。電車が来ると、観光客もお店の人も一斉に線路の外へ移動し、電車が通りすぎるのを待ちます。

ランタン上げは、願いごとを書いて空に飛ばすと叶うといわれており、十分を訪れたら体験したい定番アクティビティです。

豊かな自然

十分老街は豊な自然に囲まれており、すこし歩くと美しい山、川、大きな吊り橋などの景色を見ることもできます。また、車で10分、徒歩で30分程のところには十分瀑布という巨大な滝もあります。

台湾最大級ともいわれる迫力ある滝で、自然を感じたい人には特におすすめのスポットです。

ランタン上げだけでなく、自然散策もあわせて楽しめるのが、十分ならではの魅力です。

九分・十分の行き方

電車+バスで行く方法(最安ルート)

台北駅→九分

台北市内から九分へは、直通バスが出ているためアクセスも比較的簡単です。中でもわかりやすいのが、MRT「西門駅」付近から出ている路線バス「965番」。乗り換えなしで九分まで行くことができます。所要時間は1時間程度。

バスではEasyCard(悠遊カード)が利用できるので、事前に準備しておくとスムーズです。片道約90〜100台湾ドル(2026年4月現在)ととてもお手軽に利用できます。

ただし、帰りの時間帯は混雑しやすく、満員の場合は乗車できないこともあるため注意が必要です。特に夕方から夜にかけては混雑のピークになります。その場合は、九分からバスで瑞芳駅へ移動し、電車で台北市内へ戻るルートもおすすめです。帰りの選択肢として覚えておくと安心です。

台北駅→十分

十分までは、電車を乗り継いでいく方法が一般的です。ルートは、台北駅から瑞芳駅まで向かい、そこから平渓線に乗り換えます。

台北駅→瑞芳駅→十分

台北駅から瑞芳駅までは約40〜50分、瑞芳駅から十分まではさらに約30分ほどで到着します。
全体の所要時間は約1時間半前後ですが、乗り換えのタイミングによって変わります。

特に注意したいのが、瑞芳駅から十分へ向かう平渓線の本数。1時間に1本程度と少ないため、あらかじめ時刻を確認し、乗り換えに合わせてスケジュールを組むのがおすすめです。

片道で約69ニュー台湾ドルです。台北駅から瑞芳駅までが49ニュー台湾ドル、瑞芳駅から十分駅までが20ニュー台湾ドルです。

ツアーで行く方法(初心者におすすめ)

公共交通機関での移動や、乗り換えに不安のある方は、ツアーを利用するのもおすすめです。「KLOOK」や「KKday」 を使うと、台北市内の送迎付きで安心です。

九分と十分はそれぞれ離れており、移動に時間がかかるため、1日で効率よく回りたい場合はツアーが便利です。また、現地では自由行動の時間が設けられているツアーも多く、初めての台湾旅行でも、迷うことなく観光できるのが魅力です。

タクシー(楽に回りたい人向け)

もっとも快適に移動できるのが、タクシーの利用です。
公共交通機関と比べると費用は高くなりますが、グループでの旅行や雨の日など、状況によってはとても便利な移動手段です。

Uberを使えば簡単に配車でき、支払いもスムーズに行えるため、初めてでも安心して利用できます。

台北駅から九分・十分までは、タクシーでそれぞれ約1時間ほど。料金はおおよそ5000円前後(約1000〜1200台湾ドル)です。


※時間帯や交通状況によって前後することがあります。

結論:迷ったらこの行き方がおすすめ

交通費を抑えたい方は、バスや電車を利用するのがおすすめです。
乗り換えに不安がある場合でも、観光客が多く同じルートで移動する人が多いため、比較的安心して利用できます。

一方で、乗り換えに不安がある方や、九分と十分を1日で効率よく回りたい方は、ツアーの利用が便利です。現地のガイドが案内してくれるため、スムーズに観光できます。

また、グループ旅行や荷物が多い場合、雨の日などは、タクシーの利用がおすすめです。費用は高くなりますが、移動の負担を減らして快適に観光できます。

十分の楽しみ方|やるべきことまとめ

ランタン上げ体験の流れと料金

十分といえば、ランタン上げ体験が有名です。
願いごとを書いて空に飛ばすと、その願いが叶うといわれています。

十分老街では線路の上でランタンを飛ばすことができ、ここならではの特別な体験ができます。

体験の流れ

十分に到着し、線路沿いを歩いていると、お店の人が次々声をかけてくれるので、気に入ったお店で申し込みましょう。

ランタンは色の数によって料金が変わり、色ごとに願いの意味があります。
(例:赤=健康運、黄色=金運、水色=仕事運など)

ランタンを選んで支払いを済ませると、スタッフが準備をしてくれます。墨と筆を使って、ランタンに願いごとを書いていきます。

書き終わったら、線路の上で写真撮影。
その後、ランタンに火をつけて空へ飛ばします。

写真や動画もスタッフが撮影してくれることが多く、思い出に残る体験になります。

ランタン上げの料金

  • 1色:200台湾ドル(約1000円)
  • 4色:250台湾ドル(約1250円)

お店によって多少異なる場合もありますが、基本的にはどこもこのくらいの値段設定でした。

ランタン上げの注意点

ランタンに願いごとを書く際は、墨をつけた筆を使用します。
インクが垂れたり、乾く前に触れてしまったりして、服についてしまうことがあるので注意が必要です。

実際に体験した際も、お店の人から注意するように言われたので、汚れても良い服で行くと安心です。

線路で写真撮影

電車が通らない時間帯は、線路の上で自由に写真撮影を楽しむことができます。
空へ飛んでいくランタンや、まっすぐ続く線路、にぎやかに並ぶお店の風景は、十分ならではの魅力です。

電車が近づくと、笛や声かけで知らせてくれるため、そのタイミングで線路の外へ移動します。
すぐ横を電車が通り過ぎる様子は迫力満点です。

十分瀑布(時間があれば)

十分老街だけでなく、その周辺にも魅力的なスポットが点在しています。
中でもおすすめなのが、迫力ある自然を体感できる「十分瀑布」です。

十分老街から車で10分、徒歩で30分ほどでアクセスできます。高さ約20メートル、幅約40メートルと規模も大きく、台湾最大級ともいわれる滝として知られています。

ダイナミックな自然を感じたいなら、ここも外せないスポットです。

十分の滞在時間の目安

十分老街のみであれば、約2時間ほどでランタン上げやグルメ、ショッピングを楽しむことができます。

さらに、十分瀑布まで足を延ばす場合は、プラス1〜2時間ほど見ておくと、時間に余裕をもって観光できます。

九分の楽しみ方|やるべきことまとめ

阿妹茶楼(アーメイチャーロウ)前で写真撮影

木造の和風建築に、緑がかった外壁と赤いランタンが連なり、どこか懐かしさを感じる独特の雰囲気が魅力。夕方になるとライトアップされ、より一層ノスタルジックな景色が広がります。

この幻想的な風景を目当てに、多くの観光客が集まる人気エリアですが、九分に来たら一度は訪れておきたい場所です。

台湾伝統茶を楽しむ

九分では茶芸館が多く、台湾のお茶文化を楽しむことができます。阿妹茶楼(アーメイチャーロウ)も人気の茶芸館の一つで、景色を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。スタッフの方が煎れ方も丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心して楽しむことができます。香りのよい台湾茶を、美しい景色とともに味わう時間はとても贅沢です。

食べ歩き

九分老街は細い路地が迷路のように入り組んでおり、所狭しとお店が並んでいます。
台湾ならではのグルメや九分名物が多く、食べ歩きを楽しめるのも魅力のひとつです。

また、お土産店も多く、散策しながらショッピングも楽しめます。

個人的おすすめは、江家餅舗という老舗のパイナップルケーキ。九分でしか購入できない贅沢なパイナップルケーキで、お土産としても、食べ歩き用のばら売りもあっておすすめです。

九分の滞在時間の目安

九分の観光は、約4〜5時間ほどあるとゆっくり楽しむことができます。
お店が多く見どころも多いため、すべて回ろうとすると意外と時間がかかります。

また、観光客で混雑しやすく、スムーズに移動できないことや、人気店では行列ができることもあるため、時間には余裕をもって訪れるのがおすすめです。

【重要】失敗しないコツまとめ

九分は午後〜夕方に行くのがベスト

九分は夕方から夜にかけて特に混雑します。
中でも阿妹茶楼周辺は道幅が狭く階段も多いため非常に混み合います。

暗くなり始める時間帯になるとさらに人が増えるため、早めの時間に到着するのがおすすめです。

午後に到着し、まずは阿妹茶楼で昼間の様子も楽しみ、その後散策しながら食べ歩きを楽しみます。夕方にライトアップが始まったタイミングで再度阿妹茶楼周辺へ移動すると満喫できます。

九分からの帰り乗り過ごしに注意

九分は夜景を見たいと訪れる方も多く、夕方以降は特に人気の時間帯です。
そのため、必ず時刻表を事前に確認しておくことが重要です。

また、乗り遅れた場合に備えて、別の帰り方(バスや電車のルート)も事前に調べておくと安心です。九分は台北市内から距離があるため、最終のバスや電車を逃してしまうと、その日のうちに戻るのが難しくなることがあります。

特に、九分から台北市内へ戻るバスは混雑しやすく、満員の場合は乗車できないこともあるため注意が必要です。

十分周辺も楽しめる

十分へ電車で行く際に利用する平渓線には、十分のほかにも人気の観光スポットがあります。
そのひとつが猴硐(ホウトン)で、「猫村」と呼ばれるほど猫が多いことで知られるエリアです。猫をモチーフにしたカフェや雑貨店などもあり、猫好きには人気のスポットになっています。

十分駅と瑞芳駅の間にあるので、十分とセットで訪れることも可能です。十分周辺を一日かけて観光するのもおすすめです。

まとめ|九分・十分はこれで完璧

九分・十分は、台北から日帰りで行ける人気観光地ですが、事前に少しだけポイントを押さえておくだけで、ぐっと快適に楽しめます。

初心者には「十分→九分」の順番がおすすめです。
先に十分でランタン飛ばしなどの体験を楽しみ、その後に九分で夕方〜夜の幻想的な景色や食べ歩きを満喫する流れがスムーズです。

また、移動や乗り換えに不安がある場合は、ツアーを利用するのも安心で効率的な選択肢です。時間管理や移動の心配がないため、観光に集中できます。

自分のスタイルに合わせて、無理のないプランで九分・十分を楽しんでみてください。

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